「英英辞書を使えばいいよ」と英語講師からお勧めされて、わけもわからず使いはじめた。今では、なぜもっと早く使わなかったのかと後悔している。
英英辞書を買う前に、疑問に思っていたことに自分で返答してみる。ここを見ているかたのお役に立てれれば幸い。
どうして英英辞書がいいの?
英語を英語のまま理解できるようになるからです。
英単語を見たり聞いたりして日本語訳が頭に浮かんでしまうようでは、まだ和訳をしている証拠。それではリスニングや会話にはついていけません。英単語を聞いて、その情景やイメージが沸くというのがベストなのです。
英英辞書を使うと、英語で解説してあるので日本語をはさまないで英語でイメージする訓練がやりやすくなるんです。
また、英文の意味をじっくり読むなかで、意味をつかもうとして頭を使います。記憶に定着するのはやはり脳に負担をかけてこそ。だから英英辞書を使いましょう。
いつから英英辞書を使ってもいいの?
3000語の英単語を知っていれば使えます。大学受験を終わったくらいなら無理なく使えると思います。
どんな英英辞書を買えばいいの?
英語学習をしているひと向けの英英辞書を買って下さい。有名なものは以下の3つです。
・オックスフォード現代英英辞典
・ロングマン現代英英辞典
・コウビルド英英辞典
私は、アマゾンランキングの1位のオックスフォード英英を使っています。一応それぞれ特徴がありまして、大きな違いが「コウビルド」は説明文がフルセンテンスの文章になっている点、それくらいでしょうか。あまり気にせず買ってOKです。辞書選びに悩むなんて時間がもったいないので。
無料版と有料版の英英辞書の違い
そんなこんなで、私が今のところ使っている辞書は、
Oxford Advanced Learner’s Dictionary(有料)
Merriam-Webster(無料ウェブ版と有料スマホ版)
の2つです。Merriam-Webster はウェブの無料版のものと、スマホの有料版のものを使っています。シソーラス(類語)を調べるとき便利です。
Merriam-Webster はアメリカで古い歴史がある英英辞書で、フィリピン留学に行ったときに講師がスマホで利用していました。無料だから気軽に導入できます(有料版にすると広告が消えます)。
両方の辞書で、最近トランプ大統領就任で話題のキーワード「inaugurate」を調べてみましょう。
Oxford Advanced Learner’s Dictionary(有料)
to introduce a new public official or leader at a special ceremony
Merriam-Webster(無料ウェブ版)
to introduce (someone, such as a newly elected official) into a job or position with a formal ceremony
どちらも似たような文章ですが、Oxford のほうがすこし分かりやすい説明になっています。他の単語でも、比較的 Oxford のほうがすんなりと理解できる英文であることが多く感じます。
Oxford 英英辞書を使ってよかったところ
あまり無料版との違いが感じられない方へ、体験談として有料版をお勧めしたい理由を書いてみます。
広告が表示されないから集中できる
個人的にはこれが一番大きな理由です。広告がないと英語に集中できるのです。最近の広告って、自分の興味にあったものが出てくるんですよね、だから脱線しやすいったらありゃしないのです。
実は、LONGMAN というウェブ英英辞書がありまして、こちらは無料なのにかなりの高性能です。発音はアメリカとイギリスの両方聞けるし例文も豊富にあります。でも使っていません。使えないんですよ、致命的に広告がうざくて。画面いっぱい広告で埋め尽くされているのです。
以上になります。
辞書が高いだって?基本的な言葉はそうそう変わるもんでもないので、英英辞書は一生使える道具になります。だから、ちゃんと英語を身に着けたい人にとってめちゃくちゃ安い投資になるでしょう。